ロンドン 3 日目

金曜日。朝 7 時半にホテルの食事を摂ると、地下鉄でバッキンガム宮殿へ。駅から宮殿までの公園の道。
地下鉄の駅から
朝早いし衛兵の交代を待つ程でもないので写真を撮って宮殿前の公園を散歩。
バッキンガム宮殿
宮殿への表の参道はこんなですが、味気ないので右側の池がある公園に入りました。
参道
セントジェームス公園というそうですが鴨を始め沢山の水鳥が居ます。
公園
木々の間からはリスのちょろちょろ走る姿が見えたりして和みます。
公園のリス
池の端には管理人の小さな家がありました。
鳥管理人の家
この公園の目玉は元々ロシアから贈られたペリカンだそうで、探したら運良く見つかりました。
ペリカン
公園を出ると、近くにロイヤルギャラリー、王立美術館がありますのでちょっと見学。ここも入場無料でした。美術館なので写真は無しですが、レオナルドからゴッホセザンヌルノアールと堪能しました。
2 時間ほど見学してから地下鉄で再び大英博物館へ。昨日見れなかった区画を回ります。
ヘレニズム期のものをローマ時代にコピーしたものですが、ヘシオドス。馴染みの顔ですがいかにも説教くさい嫌な爺という感じが出ています。そういう想像の元に作られたせいです。
ヘシオドス
同じく、ホメロス。こういうのは余り意味がないですね。
ホメロス
こちらは紀元前 4 世紀のアスクレピオス。医者はこれを見逃してはなりません。
アスクレピオス
そしてソクラテス
ソクラテス
なぜかここまで撮ったらまだ午後 1 時位なのにこの区画は閉めますと言われて追い出されてしまいました。昨日もここには入れなかったのでソクラテスの写真を撮れたのは本当にぎりぎりだったわけです。ちょっと写真がぶれているのは係員にせかされていたため。
今回のイギリス旅行は年末のギリシアの予習みたいなものですから、ソクラテス像なら幾らでもアテネにあるでしょう。

マグナカルタ

ホテルが博物館の隣だったので、2-3 時間見学して疲れると飲み物などを近所のスーパーで買って部屋で一休み。それを繰り返してこの日も 4-5 時間見て回りました。
もう一つのお目当てだったブリティシュライブラリの閉館時間が迫っていたので、徒歩で向かいます。公開スペースにはフロイトダーウィン等のノート、ベートーベン、モーツァルトハイドン等の直筆らしい楽譜があって興奮ものです。
印刷物ではグーテンベルクの聖書や古いシェークスピア物等が展示されていますが、オクシュリンコスパピルスも一片見られました。
これらの一部はパソコンでも見られるはずですが、ガラス越しとはいえ目の前で見るとちょっと感動します。
マグナカルタは別格で特別の小部屋に展示されています。ちょっと期待していたのですが、展示中のものは現存するうちで最も保存状態の良くないもので、ほとんど文字が見えません。これにはちょっとがっかり。
このように無料のところだけを見て回った今回の旅。翌日の帰国日にも再び地下鉄にしてやられるとは予想していませんでした。
地下鉄は週末に路線工事をすることがあると掲示してあったのですが、ピカデリー線というヒースロー空港直行線でそれがありました。相当余裕を持ってホテルを出たのですが、途中で降ろされ、無料バスで工事区間の先まで運ばれました。
それでも無事に空港へたどり着け、ようやく飛行機に乗ると今度は機体の故障。小一時間待たされるというおまけまで付いて今回の旅は終わりです。