勤労感謝の日

という訳で国民の祝日文化の日以上にアホで馬鹿な名付け。あちこちで言われているように、勤労に感謝するとはと問われれば、勤労者、労働者に感謝するのになぜこの日なのと訊き返したくなるのが道理。
どう考えても戦前のというか、古来伝統の行事である新嘗祭(にいなめさい)だろ。今年の収穫を神に感謝し天皇が国民を代表して宮中で儀式をしている、らしい*1。北半球の農耕民はこの時期にこうした行事をやるようで、欧米の Thanks Giving Day(感謝祭)は 27日のようだ。
昔はこの日までその年の新米は食べなかったらしいとも聞いた事がある。たいした感謝もしていないくせに食事前に両手を合わせる偽善が嫌で、意地でもしない自分だが、どうやらそろそろ新米を食べても良いようである。

*1:千代田の御殿には入れてくれないから見た事ないが、千代田城内で天皇が田植えしている映像は観た事がある。うるち米ともち米を栽培しこの儀式に使っているようだ