子育て
セブンイレブンで会計を済ませて列から離れようとすると子供(園児くらいだろうか)がカウンタ脇のお菓子にへばりついて行く手をさえぎっていた。母親とおぼしき女性が名前を呼んで退きなさいと言う。子供は無視。こっちもいそいでいるから子供をよけて店を出る。その様子を何事もなかったように母親も流し放置する。
ああ、こうして親の言う事なんて無視してれば済む、と子供は学んで行くのだろう。こっちもダメダメで不良予備軍の園児を問い詰めるような時間的・精神的余裕はない。仮にそうしていたとしても、場合によっては親に逆切れされるか、良くても怖いおっちゃんがうんぬんと言われるのも嫌だ。
世の中が忙しくなるからダメダメな子供が生み出されてゆく。ダメダメな子供は、時間にルーズでも、待ち合わせ場所を間違えても、携帯で連絡すれば済まされると思っているからそのままダメダメでいいかげんな大人になる。
今日東京からの帰宅途中、上野駅前で捕り物があった。一台の車を四方八方からパトカーが映画のように取り囲んでいた。車の脇にはニヤニヤした無精ひげを生やした汚い青年がにやけて尋問されていたのが印象的だった。親も教師も無視してれば面倒な事にはならないが、国家権力は無視していても放置はしてくれない。