本屋店員記

店員さんが先週の「春分の日」の代休で、そのまた代わりに僕が出勤。指示書に書かれていた仕事をささっと終えて店番をしながら読んでいた本。ディスタンクシオン(1) ASIN:4938661055 と(2) ASIN:4938661063 二冊で 12,000 円もする本で古本屋でも状態が良いと 9,000 円はするので、値札を付けてから店頭に並べず手許に置いて読んでいた(背信行為、笑)。社会学の視点から書かれた本だが、いろいろと考えさせるのでお薦め。
はてなを始めあちこちで、お薦めの音楽、好きな音楽、読んで面白かった書物について書いている人が沢山居るが、そういう情報って究極の個人情報ではないかと密かに思っていただけにそれを裏付ける話として読んだ。何を面白いと感じるかというのは、その人の所属する社会階級に大いに影響されるのだから、わたしが好きなのはこういう音楽で読んで面白いと思うのはこういう本と公表するのは、嫌な言い方をすると、わたしはこういう階級に属していますと懸命に主張しているように思えたからだ。