想定の範囲「外」

警察庁は、運転中の携帯電話の利用に罰則を設けた改正道路交通法の摘発件数が、昨年11月1日の施行から4月末までの6カ月間に、15万411件に上ったことを明らかにした。

以前にも書いたが、バイクで通勤していると視点が高いせいと視線を遮る屋根がないせいで、トラックの運転席が見える。ハンドルの上に雑誌や新聞を載せて、渋滞をノロノロ走らせている運転手は少なくない。少なくないどころか驚くほど多い。世間の常識とは別のところでそうした運転法が広まっているとしか言いようがない程だ。
携帯が禁止されても、漫画を読みながらの運転が特定して規制されないのは、規制する側の想像を超えるまでにこの国の運輸労働者のモラルが低下しきっているという事だ。