カンニングだらけの米国の院生

A.O. さんの「米 一番カンニングが多いのはMBA学生」から元記事の M.B.A.s: The Biggest Cheaters をざっと読んだ。
タイトルには MBA 取得を目指す北米のビジネススクールの学生によるカンニングが一番多いとあって目を引くが、記事を良く読むと、調査した 5,300 人の大学院生のうち、過去 1 年間にカンニングをしたことのある者は、ビジネススクールの学生が確かにトップで 56% だが、工学系が僅差の 54%、物理が 50%、医学・医療系が 49%、法律が 45%、芸術系が 43%、人文・社会科学系が 39% と続いている。
記事が米 Yahoo! のビジネス欄のものなので、将来の企業経営者に対する不安に集中して論じているが、ほとんど誤差の範囲でエンジニアもかなりあやうい事になる。それどころかあらゆる分野の院生があやういではないか。
MBA に限らず、カンニングくらい上手くやれなきゃダメというのがアメリカ社会なのでしょうか。少なくともそれでは「美しい国」ではないだろう。