IBM の Firefox への肩入れ
アクセシビリティの視点を交えて、なぜ IBM が Firefox に肩入れするのかを、元 Netscape、現 IBM の社員がまとめたレポート。
Firefox: An open source accessibility success story
- タイトルには success story とあるが、実のところは、これからがんばります、だから皆もっと協力してくれと呼びかける文章。
- Microsoft Active Accessibility 2.0 ドキュメント
- Firefox 2 のスペルチェックは MSAA が邪魔して十分機能出来ていないとある。
- Firefox 2 はアクセシビリティの点からも非常に優れているとしているが、具体像が見えてこない。唯一挙げられているのは Fire Vox 位か。 - Fire Vox は Firefox 2.0 でも動くそうです。
- CLC-4-TTS Suite
- 追加音声は個々に USD 35 で買うようだ。
- Windows 版では MS の Speech SDK 5.1 からいろいろとインストールする必要がある。
- 選択した文章を読み上げさせるキー割り当てが、先行する Konqueror や Windows Opera の V ではなく Ctrl+Shift+O。
「将来の」アクセシビリティ対応として語られているのは、AJAX で動的に変化する内容を、どうやって読み上げさせるのか、OS によって異なる音声読み上げの拡張インストールにどう対応するのかなどが課題とされている。
IBM が Firefox に資金を注ぎ込むビジネス戦略。
- 一からブラウザを開発するのは大変だしお金がかかり過ぎる。代わりにオープンソース技術を取り込んで資金を投じる。
- パワフルでアクセシブルな Web アプリケーションを扱えて、世界中のデスクトップで使えるブラウザを持つ。
- そうした Web アプリケーションを提供する開発ツールやミドルウエアを販売する。
- そうしたパワフルな Web アプリケーションのうちのいくつかをホストする。
- 顧客が Web アプリケーションを開発するのを手助けするサービスを販売する。
- 顧客の様々な需要に合致する OS をソリューションとして提供する。