インターネットを脅かす 3 つの危険

PC World に Thwart the Three Biggest Internet Threats of 2007 と題した記事(邦題;「2007 年にインターネットを脅かす三つの危険」)があった。さて、あなたなら何を挙げるでしょうか。そう、一番目は Internet Explorer に決まりです。フィッシング、マルウェアが続きます。
もちろん有効な対策も述べられている。IE を使い続けるなら ActiveX をオフにしておく、オンにしておきたいなら 100% 信用出来るサイトでだけオンにする、必ず WindowsUpdate を行う、IE を少しは安全寄りになったバージョン 7 へ更新するといったアドバイスが紹介されている。そして最も効果的な対策は、IE 以外のブラウザをインストールしデフォルト・ブラウザに設定する事だとし、以下のようにこの項目を締めくくっている。

MozillaFirefoxIE に次いで最も広く用いられている代替ブラウザだ。しかし Firefox を多くの人が使うようになった結果、犯罪ソフト作者がその弱点を突こうと関心を持ち始めた。どんなソフトウエアも完璧ではないが、私を含むセキュリティ専門家の多くは、IEFirefox より Opera の方が安全と考えている。

次のページでは IE に次いでインターネットの脅威となっている、フィッシングの解説と注意すべき点が述べられている。この記事の執筆時点では、フィッシング対策機能を備えた Opera 9.10 は未だ出ていなかったようで、IE 7 や Firefox 2 に備わっているフィッシング対策機能の使い方説明と共に、同様の機能が Opera 9.10 にも備わる予定だと記されている。
3 ページ目には Malware = 悪意を持ったソフトウエア、ウイルス、スパイウェアアドウェアから身を守る方法が説明されている。メールに添付された実行ファイル等を無闇に開かない、SPAM フィルタを使う、アンチ・ウイルス・ソフトを最新に更新する、無料のオンライン・サービスを利用する等の方法を紹介した上で、Windows XP SP2 では不十分だから Windows Vista へアップグレードするのも有効だとしている。ただし Windows Vista には既にバグが見つかっているので、それで完璧という訳ではない。Mac OSLinux を使う方がより安全だとしている。

  • 思うに、Windows を使い続けている人というのは、一見違うようでも実は IE を使い続けている人と同じ言い訳をしている。なぜそんな単純な事にまだ気付かないのだろうか。