Linux 入りパソコンは高くなる

少なくとも買ってきて最初にするのが、プリインストールされているゴミ・アプリの削除であるような大手メーカー製パソコンなど買う予定の全く無い私ですが、それらが入っているお陰で、少なくともアメリカでは、Windows 入りパソコンの値段は安く押さえられているそうです。
プリインストールされている試用アプリが付いていたので、正式版を安く買える特権を行使出来るというメリットを享受した方も、稀にはいたかも知れません。
メーカーの方もそれらをプリインストールする事で何がしかのリベートを受け取れるので、ほとんどのユーザがそれらを使おうが使うまいが山盛りにバンドルしておくと、リベートの額が Windows 本体の価格を上回ってしまうそうです。すると Windows + ゴミ・アプリ付きのパソコンの方が、無料の OS を載せたものより安くなるという、不思議な現象が生じるらしい。
また Linux をパソコンに載せたら、サポートにかかる費用も本体に上乗せしなければならないので更に価格差は上昇するでしょう。
携帯電話ではメーカーがアプリケーションにお金を払うのに、デスクトップでは逆なのが常識なのかな。すると、代替ブラウザを大手企業製パソコンにプリインストールしてもらうには、一台に付きそれ相応のお金を付けるのが、こうした不思議な業界の常識なのかも知れません。こちらからプリインストールしてくれと頼んでも、一台に付き幾らかの持参金を用意しないで言ったとしたら、端から相手にされないのでしょうか。