Another Presto

Presto は音楽で用いられる一般名詞であって、ブラウザの描画エンジン以外に対しても使われている。SUSEMandriva では既に使われていたそうだが、このたび Fedora でも yum-presto という名前のファイル更新システムが使えるようになった。
Presto
こちらはテストを呼びかける解説投稿 - yum-presto - fast updates for Fedora 7 - make it ROCK SOLID
上記で解説されているように、現行の Fedora で用いられている rpm の更新システム yum は、更新のあった rpm ファイルを全てダウンロードしていた。そのために最近の自分の経験で言うと、OpenOffice.org 等の大物に更新があるとダウンロードするファイルが 200MB を超えるのも珍しくない。こうなるといくら常時接続のブロードバンド時代であっても、それなりの時間を要する。
そこで yum-presto では更新のあったファイルの差分だけを、特別なレポジトリから入手して使う。Fedora 7 ではこれが正式採用されるのであろう。Fedora Core 6 には Extras から yum-presto-0.3.7-2.fc6 が入手出来る。