イラク情報相とミッチェル・ベイカー

昨日、Mozilla CEO のミッチェル・ベイカーへのインタビューを読んだ時には、ああやっぱりこの人も Mozilla の人だなというのと、アメリカの経営者なんだなと、苦笑して終った。彼女の述べている中に明らかな事実誤認、真実の捻じ曲げがあろうとも、いちいち付き合う気はない*1。
しかしどうやらそうではない人も居たようだ。
Chief Lizard Wrangler Vs Iraqi Information Minister

• イラク情報相とは、イラク開戦当時情報大臣をつとめていたムハンマド・サイード・アル＝サハフのこと。
• デイビッドは事実を捻じ曲げる事にかけて彼女は、スティーブ・ジョブスに匹敵するとも持ち上げている。
• Firefox 愛用者が Firefox を気に入っている最大の点はアドオンとカスタムにあるのだから、我々はモバイルにもアドオンで対応するという、訳の分からない発言にインタビュアもたじたじ。Joey とは何か分かるまで、そんなに素晴らしいプロジェクトがあったのかと、読んだ私も煙にまかれた。
• デイビッドが引用している箇所だけ紹介しておく。それはインタビュアに Gecko のコードは長大でモバイルへは適していないのでは、と質問された際の答えである。
• そう、全てを携帯機器へ詰め込むのは難しいわね、その点ははっきりさせなくちゃいけないわ。Opera は役に立つ機能を携帯機器で動かすのをすごく上手にやってるわね。だけどあれは毛の生え揃っていない Firefox の能力には及ばないものよ。
• 携帯分野での競争は大歓迎だ。我々は技術革新に関しては自信を持っている。Mozilla には才能のある人々がいるのだから、この競争は楽しいものになるに違いない。彼はこう結んでいる。

その他、OperaWatch のコメント欄にも多数の突っ込みが寄せられている。

*1:別の比較的穏やかな表現をするならば、少なくともモバイルに関するインタビュ・ページは、全くもっての噴飯ものだ。