Opera - ユーザビリティ・チームへのインタビュー

Usability interview with Opera!
気付いた点を箇条書きに抜き出しておく。

  • Opera 社にはユーザビリティ(使いやすさ)、システム・テスティング・チームがある。ユーザ中心という考えを実現するため。
  • 上級者は細かな機能を簡単にいじれるよう希望するが、シェアを増やすためには初心者への配慮も重要だ。初心者が触り難い所へ隠す必要もある。
  • Opera というのは、ユーザと共に成長するものなのだ。使い込むほどに多くの機能を見つけられ、多くの機能を有効にし、カスタム出来るようになっている。」
  • カスタムの手段を多数提供する一方で、使いやすい初期設定にもつとめている。ウィークリー・ビルドで収集したデータ(設定を匿名で送信する機能が、週刊 Opera に付いていた。正式版では、この機能はオフになっている)やフォーラムに寄せられた意見を参考にしている。
  • 理想はカスタムせずとも満足して使ってもらえること。
  • JAWs スクリーン・リーダーへの対応は、社内の視覚障害者ボランティアと上手く協力し、彼らに独特な心の中の動き (mental model) を理解出来たのが有効だった。
  • レポート送信機能によって収集されたデータにより、「新しいタブをアクティブなタブの隣に開く」の設定に変更が加えられた。
  • Speed Dial をウィークリーに導入した当初、使いやすくしようと一旦スタートバーを廃止したが、ユーザの声を取り入れて初期設定ではオフになっているが復活させた。
  • 公開前の Speed Dial には右クリックメニュがなかったが、内部テスタの動作観察から機能が追加された。
  • インタビュアの個人的気掛かり - なぜアドレスバーがタブの下にあるんだ。 - アドレスバーは個々のタブに付いているものなのだから、今の位置にある方が理に適っている。 - 説明してもらって納得した。

最後の点については、以前にもここで言及した気もするが、Shift+F5 を押して画面をカスケード表示させてみると、理に適っていると分かるはずだ。