SUSE 10.3

再び Celeron 433Mhz/160MB RAM ラップトップは貸し出しの身になって旅立って行った。
今回修理のために帰ってきて気付いたのだが、これまでは Fedora Core の 3 が入っていた。Linux を良く知らない人のために説明すると、現行の Fedora は 7 で、間もなく 8 が出る予定になっている。要するにかなり古い、しかもセキュリティ・パッチを含めてサポートの終了している過去の Linux ディストリビューションなのだった。(3 のリリースは 2004 年 11 月。上記程度の貧弱な環境でも、どうにか KDE を動かしている。)
今回は SUSE のデスクトップ最新版 10.3 を入れてみた。これがなかなかよろしい。今回入れた 10.3 は無料の open SUSE であるが、サポートの付く版の発売元は Novell である。ここは本気で SUSE を Windows Vista の対抗馬と位置付けて力を入れている。日本語環境ではいろいろと難しい点がないとは言えないが、意気込みそれ自体は素晴らしいと言えよう。

  • 正しい選択:Windows NTからLinuxへの移行
  • ただし、上記ページからの主要リンクが切れているのは、他山の石としなければならない。またリンク先があっても、英語のままであったりするもの教訓とすべきである。

ライセンス問題から、デフォルトでは mp3 の再生すら出来ないアメリカ製の Fedora に対し、元来ドイツ製の SUSE は、インストール時に非 OSS パッケージも含めて指定しておくと、AdobeReader/FlashPlugin/Sun-Java 等も自動で入る。この辺は現実的な対応だが、何はともあれ楽なのは歓迎出来る。
今回 10.3 を入れてみて非常に感心したので、自分用に別 HDD に入れてある Fedora も open SUSE に乗り換えるかも知れない。