久々に blog る

今月の第一週、第二週は、オスロで遊学をさせてもらっていた訳ですが、大荷物を嫌いパソコンを持参しなかったため*1、ネット接続はオフィスの自席でのみ可能でした。つまり勤務時間終了後にチラホラそこここを覗く程度で、ネット依存生活から真っ当な社会人生活へのリハビリを受けていたようなものでした。
その間、いろいろなことがあったのは社内のメーリングリスト(これは仕事の一環として読んでいた訳です)を通じて知っていました。この間一番の話題は Google ブラウザの公開だったかも知れません。もちろん試験的に Google Chrome をインストールして試用しました。この Google ブラウザについていわゆる*2釣り記事を見かけたので、久々に blog らしくコメントなどしてみようかと思います。

  • ただし、釣り記事の厄介なところは、どこまでが釣りで、どこまでが本音か、書いている本人も良く分かっていない点にあると思います。いわゆる突込みが入った時点で、両者の境目を自説に有利なように移動させる、これが釣り記事を装う、最大の利点だとも言えます。
  • もう一点便利なのは、何かに対して批判的なことを書いても、本音は違うけど話題になりそうな書き方をしただけ、俺の本音はそんな所にない、マジレスするお前は釣りの何たるかを解しない馬鹿だ、と言い逃れられるところにあります。
  • よって常に自分の安心安全だけは何よりも確保しておきたい blog や匿名掲示板では、釣り記事、釣りネタ形式の記事が好まれる訳です。

ここまで書いて、blog をしている人の中には、かつての無断リンクお断りと同じように、トラックバックによる ping を送らないで引用すると激怒する人がいたのを思い出しました。いまさら他人を激怒させるのも嫌ですから引用及び論評はやめておきます。

*1:二週間ホテルに滞在していましたが、持っていったのは機内持ち込みサイズのバックパック一つでした。

*2:いわゆる、と言う時、オスロオフィスの多くの人は両手の人差し指と中指を少し曲げてカニのように顔の脇に掲げていました。何ですか、と聞くとダブルクオーテーションで単語を挟んだ「いわゆる」を示す状態を表している、ということでした。