オペラハウスの電池

再びネタ切れなので 2 週間以上前に撮った写真から。
オスロの新しいシンボル、オペラハウスの南側のガラス壁面には、多数の太陽電池パネルが貼り付けてある。
オペラハウス南壁面
こちらが港に面する南側の絵だが、左半分のガラス壁が黒い格子になっているのが分かろう。Norway’s Green Opera という英文の紹介によると、全 450 平米のガラス面のうち 300 平米が太陽電池パネルになっているという。
探すと駐日大使館のサイトに和訳記事があった。

新しいオペラハウスの南側の外壁は総面積450m2のガラスで覆われており、そのうち300m2にソーラーパネルが使われています。このソーラーパネルは、一年に2万618キロワットの電力を生み出します。これは、ノルウェーの一般家庭の年間平均消費電力に匹敵します。

太陽電池パネルを近くから写したものがこちら。
Solar Panel
天気の良い日の日差しを和らげてくれる効果もあると感じた。
さてここで一つ気になった数値がある。オペラハウスのソーラーパネルが 1 年間に発電する電力が「ノルウェーの一般家庭の年間平均消費電力」に匹敵するという。私のおぼろげな記憶ではこれは相当に大きな値ではないか。
少し調べてみると、わが国では「一般家庭の年間平均消費電力」を 5,650Kwh として各種資料で使っているようだ。これはすなわちノルウェーでは 1 世帯あたり日本の 4 倍弱の電気を使っているということになりそうだ。
ノルウェーは寒い国だし、そもそも北海油田の権益も有しているものだから、電気も贅沢に使っているのだろうか。