Opera Turbo の試し方

英語で書いてあるのですが、ちっとも速くない、とか blog に書かれているのを幾つか見かけたので、味わい方についてメモをしておく。

  • ステータスバー左端のボタンを押さないと Turbo はオンになりません。アイコンが赤くなれば Turbo がオンになっている状態。
  • ページを読み込むと、「何倍」という表示がされますが、これは目安と考えて良いでしょう。どれだけデータが圧縮されて転送量が減ったかは、マウスをアイコンの上にかざすとポップアップ表示されます。
  • みんなが大好きな結論から言うと、日本で一般的な広帯域環境では速さを実感し難い。
  • テスト版ですからテストしてみましょう。NetLimiter が推奨されていますが、無料お試し版では 28 日間の試用期限があるので、他にもいろいろ使える NEGiES を入れてみるのがお勧め。(日本のアプリケーションです)
  • Opera Turbo に使われている技術の総称を、正式には Opera Web Optimization Proxy と呼びます。
  • その基礎には Opera Mini に使われている OBML (Opera Binary Markup Language) があります。OBML ではリンク先にもあるように Script の利用が大幅に制限されています。
  • Web Optimization Proxy では素のテキストやマークアップのみを圧縮し、SSL 通信やプラグインを利用するコンテンツは圧縮しません。すなわちそれらは Proxy を素通りします。
  • Script も大抵の場面で動くでしょう。
  • 画像データも圧縮しますから、Opera Turbo で画像が粗いというクレームは当たりません。環境によっては粗い画像でも、少ないパケットで一応表示してくれるならば有用な場面を想像してみてください。
    • ただし、画像の圧縮度合いを調整出来るインターフェースがあっても良いかも知れません。
  • 同様にして、プラグインを利用するコンテンツを見るのに、いちいちクリックが必要で面倒だというのも当たりません。
    • 広帯域環境のユーザの中にも、わざわざ Flash をデフォルトで非表示にし、必要なものだけオンデマンドで表示させたい要求があり、そのための Script や追加機能があることに想いを馳せてください。
  • Opera のデータ圧縮サーバを使いますから、プライバシーが気になる方もあるでしょう。個人データは収集しませんと Opera では誓っています。