Opera 10 と EV SSL

Oepra 10.0 に更新したら一部の EV SSL を使ったサイトでのセキュリティ表示が正常に出なくなったという問題に気付かれている方があるようです。SSL 担当の開発者 Yngve が以下で解説をしております。

Due to an unfortunate misunderstanding, Opera had not received an updated EV audit from Verisign in time for the latest rootstore update. As a result, our automatic system reverted to showing a yellow bar instead of a green bar on sites with EV certificates signed by Verisign.

通常こうした問題が出た場合には、ヘルプ > 最新のリリースをチェック、Opera を再起動で解決するのですが、今回その過程に問題が出ていました。

  • "最新のリリースをチェック" を実行すると、最新の EV リストを opera.com からダウンロードし上書きする仕組みが備わっています。
  • 手動でチェックせずとも Opera は週に 1 回、リストの更新がないか自動でチェックし、新しいファイルがあればダウンロードし旧ファイルを上書きするようになっています。
  • 通常はこうした仕組みを意識することなくお使いいただけます。

今回の問題は既に開発で認識されており、最優先で対策が取られものと考えられます。それまでの間、手動で以下の操作を行う必要があります。

  1. Opera 10 のプロファイル ディレクトリを、ヘルプ > Opera についてで確認する。
  2. Opera を終了させ、プロファイル ディレクトリにある tasks.xml を別名に変えて保存するか削除します。
  3. Opera を再度起動させてから "最新のリリースをチェックする" を実行する。

これで最新の EV リストが取得出来、問題の出ていた VeriSign の証明書を使った EV SSL も正しく認識します。