西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載問題ってなかなか分りにくいと言うか、問題の本質が見え難い事件だ。何で嘘の報告をしたのか、それ以前に何で大西武の株を一人でそんなに多く持っていたのか、その辺が見えて来なかったからだ。
27 日の読売新聞朝刊社会面に小さな記事があった。堤前会長の実弟が取材に応えていわく、前会長はコクド株など亡父の資産を相続手続せずに引き継いだという。自宅などは法人名義、株式は借名による他人名義でというインチキ三昧。その上、相続税を払わないと怪しまれるので、グループ企業が納税資金を出し合って一応の納付をしたという。
あきれて口がふさがらない。