罪作りな記事

千葉県教育委員会の平成17年度募集要項によるとスクールカウンセラーの時間給は5800円です。1日8時間働くとして、月間20日を稼働日とすれば、月額で90万円を超えることになり、決して安くはないと思います。

千葉県教育委員会のサイトにあたってみると、

スクールカウンセラーの勤務時間等・週 8 時間、年間 280 時間(週1日または週2日の勤務です。)

やっぱりね、という感じ。年間 280 時間を月割すると、13 万 5,000 円程になる。単独ではきついね。複数県のカウンセラーをかけ持ちしろという事ですか。All About の言う 90 万稼ぐには、首都圏の七都県を全部かけ持ちしなければならない。それでは土日も働かなくてはならないが、公立学校は週休二日だから不可能だ。
ジャンジャン稼げる在宅パートという、インチキ斡旋業者の広告みたいだなあ。
この項目を書いている人、いわゆる資格マニアらしいが、資格が目的であって手段ではない資格マニアにありがちな知識の不正確さが目立つ。たとえば、アマチュア無線に関するくだりでは、

「第4級アマチュア無線技士」、略して「4アマ」といいます。この資格を持っていると「空中線力20ワット以下の無線機で30MHZ以上の周波数を使って交信する」ことが出来るようになります。

このように直に分かる間違いを書いている。正しくは以下の通りである。

アマチュア無線局の無線設備の操作(モールス符号を除く)(21メガヘルツ〜30メガヘルツ、8メガヘルツ以下で、空中線電力10ワット以下及び30メガヘルツを超え空中線電力20ワット以下)

  • これを調べていて知った試験制度の大変革があった。従来、第 1 級アマチュア無線技士の国家試験には、毎分 60 字で 3 分間のモールス符号の受信試験が課せられていたが、この 10 月からは何と毎分たったの 25 字に引き下げられるのである。

アマチュア無線技士国家試験における電気通信術(モールス信号)の試験方法が平成17年10月1日から変更

  • これによると 2 級を持っている私は、1 級を受ける際には電気通信術の実地試験が科目免除になるようだ。資格マニアではないので、受けませんが。