ODF vs OOXML?

ODF(Open Document format) と OOXML(Office Open XML) の間で標準化を巡る論争がある。Microsoft は自前の規格である後者を ISO にしようとしている。この動きに対してホーコン・リーが CNet に Microsoft's amusing standards stance という 2 ページに渡る論説を書いている。

  • CNET なので邦訳がもう出ているのかも知れない。
  • リー 氏の立場は積極的に前者を押すものではないが、どちらもが失敗に終われば、世界は Microsoft の商用 doc/xls/ppt フォーマットを使う事になると憂慮している。 その上で、700 ページの ODF 規格書の方が 6,000 ページにわたる OOXML のそれよりはマシだとしているが、本音は CSS + HTML だと言いたいらしい。

事の始まりを解説している邦訳記事

国際標準化機構(ISO)では現在、「Microsoft Office 2007」で採用された文書フォーマット「Office Open XML(OOXML)」を標準として承認すべきか否かをめぐり、評価を行っている。ISO標準であるかどうかを重視する政府機関にとっては特に、このプロセスが重大な意味をもつ。

競合するIBMをはじめとするMicrosoftの競合企業各社は、すでにISO標準となった「OpenDocument Format(ODF)」を支持している。マサチューセッツ州や欧州の一部の国などの政府機関もODFを支持している。

Office は Microsoft の稼ぎ頭だそうだから、本性の表れる度合はブラウザの比ではない。