Opera を使うのをやめた訳
Two months ago I stopped using Opera - the smallest, once the fastest, and often the best browser ever built.
2 ヶ月前に Opera を使うのをやめたという記者のコラム。その理由は Opera が劣っているからではなく、世間のサイトは Firefox と IE で上手く動くように作られているからという話。現実世界での標準規格は、W3C ではなく Google なのだという。
Google Reader や Google Mail といった各種サービスは、Opera 9.x では browser.js のお陰で Firefox や IE とほぼ同様に動くようになったものの、完璧に同じではない。browser.js を使って Opera 側で対処するのは、言ってみればリバースエンジニアリングの手法を取っているからだ。Google の各種サービスは、予告なしにそして Opera を使ったテストを経ずにしばしば仕様変更される。Google に対して Opera への対応を繰り返し求めているが、明確な理由は明らかにされないまま、冷淡な反応しか見られない。
記事中にある次の箇所を訳しておく。
In software, as in politics, it it not enough to be right, and sometimes it is a disadvantage. What really matters is that you should get on with everyone else, especially the powerful.
ソフトウエアでは、政治と同じで、正しい事は十分ではなく時として不利でもある。重要なのは、他のみんな、取り分け力のある者と上手くやってゆかねばならない事なのだ。