Kestrel もそろそろ

Opera 9.5、内部コード名 Kestrel が weekly に登場するのもそう遠くないだろう。Kestrel は Opera 9.0 以降 9.21 に至るまでの Merlin で手が入っていなかった、描画エンジンにも手が入る待望のビルドである。
社員の blog に目を通しているような熱心で注意深い読者には全くもって不要な内容であるが、それ以外の人向けに、またそれゆえに falling into place を参考にして日本語で幾つかメモしておく。

//my.opera.com/chaals/blog/speaking-out">Speaking out...:ここでも取り上げたが、Windows で広く使われているという JAWS 以外のスクリーンリーダー(音声読み上げアプリ)にも対応。Mac Opera でも利用可能だというし、Linux についても可能性がある。
//my.opera.com/dstorey/blog/show.dml/701902">Upcoming CSS3 support in Opera:これらの CSS3 で規定されている要素のうち、どこまでが Kestrel で対応し、残りが Peregrine (= Opera 10) での対応になるのかは不明。
//my.opera.com/dstorey/blog/upcoming-svg-support-in-opera-and-a-wii-suprise">Upcoming SVG support in Opera and a Wii:Wii ブラウザで Desktop Merlin に先んじて対応した幾つかの SVG 規格を含むだけでなく、それらを超えた要素にも対応/バグ修正が行われる。
//my.opera.com/csant/blog/2007/05/13/multi-window">multi-window:Merlin まででは誤って閉じてしまったタブの復活は簡単に出来たが、Kestrel では同様にしてウィンドウの復活も可能になるらしい。
//my.opera.com/csant/blog/2007/05/31/defaults">defaults:Linux での MIME タイプの扱いに難のあった Opera だが、これが大幅に改善される。gnome-vfs.applications や kderc をも参照するようになる。
JavaScript 関係
Window sizeDOM events を含む幾つかの修正がある。前者のリンクには他のブラウザと Kestrel との動作比較表まで公開されている。
アイコン
Icon Theme Specification にも対応する予定。

オスロの人達はギリシア旅行で生気を養ってきたようだから、案外 Kestrel weekly が出るのは早いかも。