Safari の text-shadow

text-shadow を Opera 9.5 がサポートするようになった。これがシェアの 10 倍ほど大きいブラウザだったら、そこいら中 text-shadow が蔓延して、嫌気がさすほどの惨状になっていただろう。
text-shadow というと以前から KonquerorSafari がサポートしていることが知られている。Konq よりはるかに人気のある Safari だから、世間に仕込まれている多くの text-shadow は、規格に沿ってではなく、Safari に最適化されている。そのために Opera 9.5 で見て回ると、妙な現象に出くわした人もいるかも知れない。
CSS で指定してある text-shadow 関係は以下の通りである。

text-shadow:1px 1px 1px #900

以下の絵は分かりやすくするために、おのおののブラウザ で拡大したわたしはてなアンテナの h1 部分である。
Kestrel and Safari

  • 追記;Safari はブラウザ上で拡大してフォントを大きくしても、text-shadow の「ずらし量」は 1px のままですね。Opera はフォントと共に影の部分まで拡大する。
  • 追記;ということなので、ブラウザ側で拡大していない画像に差し替えた。

まだ良く分からないかも知れないので、画像拡大アプリで上掲図の中央を拡大してみる。
Kestrel and Safari2
もう一枚は、一枚目の拡大していない Safari の絵を画像アプリでのみ拡大してみた。
Kestrel and Safari3
SafariWindows で動く Beta を使った。Safari は常にアンチエイリアスを使うのが右側の絵で良く分かるだろう。それゆえ、ここのように 1 px の「ずらし」が有効とならない弊害がある。言われてみれば面白くも何ともない結論。
Safari と同じように影が付かないからといって、 Kestrel が悪いのではない。