Opera 10.5x が遅い

Opera 10.50 にはオートアップデートがなかったので、従来から 10.10 を使っていたユーザの方々の多くは、オートアップデートによって 10.51 にされたと思います。
ほとんどの方が快適に使われていると思うのですが、中には 10.51 にしたら全てのページで読み込みが遅くなった、10.10 に戻してしまったという方が居るようです。

  • ここで問題にしているのは、特定のサイトが開けなくなったという問題とは別です。恐らくその問題は cookie に関わるもので、ChooseOpera でダニエルが訳してくれた記事がその解決に役立つと思います。

Opera 10.50 と 10.51 では、今まで順調に使っていたホームページにログインできなくなる可能性があります。以前の Opera のバージョンより更新した場合、クッキーのリセットで問題が解決できます。クッキーのリセット方法は下記の通りです

こうした特定の Web サイトが開けないのではなく、全てのページで問題が生じている場合、疑わしいのは Web への接続環境です。企業などのネットワーク内から外部へ接続する際に、プロキシを介している場合が少なからずあります。そうした環境で問題の生じる可能性があります。

  • 既に大方の問題分析と対策が済んでおりますが、ここでは有効であろうと思われる回避策を紹介します。
  • ただし、一々の環境を見ている訳ではないので、別の要因によって類似の問題が生じているかも知れません。その場合には別の対策が必要となります。

opera:config から設定変更する方法

  • opera:config#Proxy|EnableHTTP1.1forproxy をアドレスバーに入れ、表示されたボックスにチェックを入れ、保存>OK で閉じる。

設定画面から変更する方法
Ctrl + F12 を押します。詳細設定>ネットワーク>プロキシを開きます。
Proxy button
"プロキシ接続で HTTP 1.1 を使用する" にチェックを入れ OK > OK で閉じます。
Proxy dialog

  • 他には、opera:config#Performance|NoConnectionKeepalive にチェックを入れ、保存>OK でだけで解決した方もあるようです。
  • この問題は、一昨日公開された 10.52 Snapshot のチェンジログでも修正したとして触れられています。Network problem when using proxy
  • この 10.52 Snapshot 以降では Crash with many connection attempts over proxy の問題も解決していますので、試用してみるのも良いでしょう。