ノルウェー国立科学技術博物館

前回のオスロ出張からずいぶん経ちますが、まだ公開していない写真が相当あって途方にくれています。
ともかく今回はオスロの町外れシェルサースにある国立科学技術博物館を 写真と共に紹介します。シェルサースと書きましたが、つづりは Kjelsås となります。ノルウェー語では Kj をシェとかヒェのように聞こえる音で発音し、a の上に丸が付いている文字は a と o の中間のように発音するので、クェルサースではなくシェルもしくはヒェルソースが正しい音に近いと思います。
先に書きましたが、ここへ行く予定はなかったのですが、たまたまハイキングしていたら出くわしたので何の予備知識もなく入ってみた、ただそれだけのことです。ハイキングといっても単に森の中を一度見た看板の記憶だけを頼りに歩いていっただけですが、こんな紙切れが木に貼ってあったので写真に収めておきました。残念ながらそういう人たちを見かけることは出来ませんでした。
森の中の標識
ともかくそんな森を抜けてひと気のある地域に出て見つけたのがこんな博物館でした。サイエンス アンド テクノロジーという上に、以前同僚のダニエルさんからも勧められた記憶もあったので、これは入らないわけには行きません。
博物館入り口
写真を撮ってきた展示物を幾つか貼ってみます。
ノルウェーの代表的技術企業といえば、ビデオ会議機器の大手、タンバーグでしょう。昔のテープレコーダーが展示してありました。
タンバーグは今年 2 月にシスコによって買収されてしまいましたね。
タンバーグ
これはちょっと懐かしいレコードを連続再生するプレーヤー。
レコードプレーヤー
博物館らしくもっと古い時代の円筒型録音機もありました。
エジソン型
こちらは相当昔の計算機だったと思います。
計算機
もう一つ、ノルウェーの企業で注目されているのが、電気自動車の THINK でしょう。日本では業務提携した伊藤忠が販売権を得たそうですから、従来型自動車メーカーが事実上ないノルウェーの車を日本で見られる日がやって来るのかもしれません。
展示してあった Think ですが、外板までプラスチックで実物大オモチャのようというのが第一印象です。オスロの町では何箇所かに電気自動車用街頭充電スタンドがあるのを見かけたことがあります。
電気自動車 Think

  • この博物館ですが、解説文がほとんどノルウェー語で、英語はほんの一部にしかありません。外国人が一人で行ってもあまり楽しくはないかもしれません。
  • 博物館の公式サイトですが、左側のメニューにある "KALENDER" をクリックするとエラーが出ちゃいますね。これはブラウザ側の問題ではないようです。