Opera 日本語翻訳

9.20 になって Opera に組み込まれている英語から日本語、日本語から英語への翻訳サービスの提携先がそれまでの Infoseek から Yahoo! Japan へ変わった。実は自分ではこれまで使っていなかったので気付かなかったのだが、ふと先ほど試したら上手く動かない。これを良く使う方々はどうしていたのか。
欧米語の各翻訳サービスは、イタリア語やスペイン語など便利に使わせてもらっているのだが、それらでは文字列を色反転させて Translate からその国の言葉を選ぶと、英訳された文章が出ているページが開く。ところが Yahoo! Japan によるページでは選択された文字が入力されずに「翻訳したい文章をここに入力してください。」という文字が表示された状態で開く。

  • 機械によるあの程度の不完全な単語の置き換えを「翻訳」と呼べるかどうか、採り上げないのはまずいかも知れない。あれを「翻訳」と呼んでしまうのは、その人の言葉に対する良い加減さ、無関心さの表明とも受け取れる。
  • とりあえずの対策として、Infoseek のページ枠内で新規に検索を追加しておき、同時に紛らわしいので menu.ini の末尾の二つをコメントアウトして非表示にしておいた。
  • Shishimushi - 9.20に備えてsearch.iniの整理 によると、MSIインストーラから入れた方々は欧米語翻訳すら使えていないそうだが、それは Final でもそのままなのだろうか。手許の Opera for Windows はクラシック・インストーラから入れたので、未だマシなのか。
  • ついでに日本語/英語でも Babel Fish Translation を使えるよう追加登録しておいた。
  • msi インストーラから入れた Opera といえば手許に Opera_Video があったので、search.ini の diff を取ってみた。[Search Engine 5] の Shopping で、key の値が c だったのが、Final では s になっているだけだった。こんなものはどうにでも変えられるから問題ない。ここから先は手が出ない領域。
  • msi から入れた Opera_Video 版の方でも、Yahoo! Japan のページは開くが、選択した文字列がテキストエリアに入った状態でページが開かないのは、クラシック Final と同じ。

Linux でも結果は同じ。さて、これまで気付かなかったのは使っていなかったからに他ならないのだが、Windows なら英辞郎Linux なら StarDict があるからだ。

  • という訳で、最近 Kubuntu を入れた人は StarDict も入れましょう。最新版は 2.4.8 です。単語をコピーしなくてもポップアップする分、英辞郎より賢い。
  • WyabdcRealPeopleTTS という読み上げアプリもあるようだ。ファイルは 100MB もあるのでダウンロードにもインストールにもそれなりの時間がかかる。既に Linux 上では Konqueror に英文読み上げ機能が付いているが、TTS が辞書に付くというのは嬉しい。
  • 100MB あっても収納されている wav ファイルには限度があって、入っていない単語については発声ボタンがグレーアウトして押せない。読み上げるのは女性の声。