Opera Mail ログの取り方

Opera Mail (別名 M2) でエラーが出てしまった時、それが Opera のバグである場合には、ログを取ってバグ報告すると有益な資料となることがあります。以下に Opera Mail でのエラーログの取り方を解説した Activating e-mail logging in M2 の概要を紹介してみます。

M2 とメールサーバ間のやりとり記録(ログ)を取ることが可能です。取得したログは、メールやニュースにおけるメッセージの送受信に関して生じた問題の解析に役立つ場合があります。バグレポートを送る際に、ログを本文中に貼り付けても良いですし、バグ報告受理確認メールに返信して追加情報を送ることも出来ます。
ログを取るには設定ファイルを以下の手順に従って編集します。

  1. Help > About Opera からメール・ディレクトリ内にある accounts.ini の場所を確認します。
  2. Opera を終了させ、accounts.ini をテキスト・エディタで開きます。(Windows が設定ファイルを非表示にしていると、accounts.ini ファイルが見つからないかも知れません。)
  3. メール/ニュース/チャットで設定してあるアカウントが accounts.ini に沢山書き込まれているかも知れません。その中から問題となっているアカウントの [Account(数字)] 以下の行から Incoming Log File= という行を探し出します。
  4. 空欄になっている箇所にパスとファイル名を追加します。例; Incoming Log File=D:\incoming-log.txt
  5. accounts.ini を上書き保存し、Opera を起動させてメールの受信操作をします。
  6. Opera を終了させてからログファイルを開き、パスワードを削除もしくは別の文字で置き換えます。
  7. 送信に問題がある場合には、Outgoing Log File= 以降に同様の追記をします。例; Outgoing Log File=D:\outgoing-log.txt
  8. ログを取り終えたら、Incoming Log file=/Incoming Log file= 以降に書き込んだ文字列を削除し、空欄に戻しておきます。以降のログを取得しなくなります。
  9. IMAP や NNTP(ニュースのプロトコル)に問題が生じている場合には、メール受信のログを取るのと同じ手順に従います。

こうしたログを添付してバグ報告をすれば、多少分りにくい英語でも、開発者に何が問題となっているか確実に伝えることが出来るでしょう。