オスロ到着

おはようございます。昨晩どうにかオスロのアパートへ到着しました。
成田からコペンハーゲン経由のフライトは順調で午後 6 時半にはガーデモエン空港に着いたのですが、そこからアパートへ到着するまでちょっと苦労しました。
空港からオスロ中央駅までは乗り慣れた空港特急でわずか 10 分で到着。そこからが問題です。今回、アパートの鍵を受け取らなければならないので、先ずは Opera 本社の受付へ向かいます。メールでは中央駅からタクシーに乗ってとありましたが、何度も来ている町ですからと路線バスを探します。しかし駅から会社までの路線には乗ったことがありません。そもそも会社の最寄までバスが直行であるのか、あったとしてもどの路線か、知りません。
幾つかあるバス乗り場を重いスーツケースを転がしにくい石畳の上を引きづりながら少し探します。多分これだろうというのを見つけたのですが、右側通行というのを読み間違えてしまいました。走り出したバスはオペラハウス脇を走ります。これは逆方向だと気付いたものの、躊躇しているうちにどんどん奥地へ進んでしまいます。とりあえず人の居ない真っ暗なところで降りて、反対側の停留所まで再び荷物を引きづります。バスの回数券にはスタンプを押してもらったのですが、何十分以内ならそのまま乗れるので倍の料金を払わずには済みました。
そんなことをしてどうにか見慣れたバス停まで来て、そこから会社まで数分、再び荷物を押します。遅くなったので誰も居ないオフィスに入り約束された場所に鍵の入った封筒を見つけます。アパートまでの地図か詳しい住所が書かれたメモを期待していたのですが、入っていたのは鍵だけです。わずかに小さな文字で建物番号らしき数字が鍵に付いています。
誰かこの件に関わっている人の連絡先なぞ知らされていませんので、この時点で最悪の事態を想定しました。その場合は自前でホテルに一泊するしかありません。
日本で Google Map で1度だけ見た記憶を頼りに、とりあえずそれらしい場所の近くへ行ってみます。この時点で午後 9 時を回っています。寒いし相当に心細くなってきました。
Google Map が指し示していたのは、日本で言うと番地までで何号という細かいポイントを示していませんでした。これは Google Map の問題ではなくこちらの番地システムの問題です。道を挟んだ 1 区画には数件のアパートが建っています。さて目的地はどこでしょう。
たまたま目の前に駐車して来た車から降りた人が居たので、鍵を見せて聞いてみます。多分こっちの建物だろうと言われて、とにかくそこの玄関口の鍵を回してみます。開きました。大変な幸運です。
さて次の問題はどの部屋か探すことです。これには全く情報がありません。1軒、1軒鍵を差し込む訳にも行かず困ってしばし茫然。会社が借りているところだから上の方の高そうな階ではないだろうと予想し、まずは 1 階の 4 部屋から見てみます。ドアの前にも 2 部屋ずつもう 1 つドアがあります。1方を開けてみると片方の部屋のドアに小さな Opera ステッカーが貼ってあるではありませんか。
こうしてどうにか部屋をノックすると、ルームシェアするマーケティングのおにいさんか出てきました。
こんな風にしてどうにかたどり着いて、今日から仕事をします。日本とは 7 時間の時差があるのでこれを書いている今は午前 6 時半ですが、慣れるまで 1 週間位は異様な早起き生活となるでしょう。