Opera 10 Alpha 1 公開

Presto 2.2 が搭載される Opera 10 Alpha 1 が Desktop Team から公開となりました。新しいレンダリングエンジンは Acid 3 test で 100 点を出す、HSLA, RGBA といったアルファ透過への対応、Web フォントへの基本対応、Selectors API といった標準対応の他、速度の面でも正規表現のエンジンを改良する等して Kestrel と比較して 30% 速くなったと主張しています*1
機能面では、オートアップデート 、インラインスペルチェッカー (標準搭載は英語のみ)*2、HTML メール作成機能 (alpha1 では日本語非対応)、X 日後に自動削除 (POP のみ) 等の特徴があります*3
また Opera Dragonfly も新版に対応し、DOM の編集や HTTP ヘッダ表示にあらたに対応しました。

*1:GMail を Kestrel と Peregrine で使い分けるとその差は歴然としています。

*2:http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Dictionaries

*3:ISO-2022-JP でリッチテキスト作成を行うには、当面その際だけ encode を UTF-8 にすれば読める HTML メールになります。しかしこれは既知の問題なので、次までにはどうにかなるでしょう。どうにかなってくれなくては困ります。メール作成画面で送信エンコードを簡単に変えるには、View から encoding にチェックを入れ、設定メニューを画面に表示します。Known Issue にある Attachment and encoding handling in Opera Mail is buggy. がこのことですね。