Linux Opera での font.ini

既に RC が公開されていることから想像出来るように Opera 10.10 Final にさほどの変更は加えられない段階に入ってしまったので、ちょっと書いてみようと思います。
Opera 10 のリリースに際して、Linux 上での CJK 環境におけるフォント選択を助ける仕組みとして以前からあった font.ini に CJK 関係者の調査と実証にもとづいた改良を加えました。bend_tail さんの blog などでそれでは上手く動かないという声を目にしてはいましたが、こちらの環境ではその際に施した改良によって上手く動いていたので、修正の完了した問題という認識でいました。
ところが、近頃リリースされたディストリで RC のテストを兼ねて再確認すると、Fedora 11 と Ubuntu 9.10 というこちらのテスト環境でも問題が発生しました。同僚の Linux 常用者によると、font.ini の C と K に関係する記述を全てコメントアウトすると解決するとのことです。これは Web 検索して先の blog 記事にならった問題回避策かと思います*1
しかしこの方法では C と K のコンテンツ表示に問題が出るであろうし、出来るなら修正は最小限で済ませたいという思いもあります。また、そう感じていた方も少なからずあるかと思います。根本的解決は font.ini 自体の動作を、本来の期待される動作にすることであるには違いありませんが、当面の回避策としてこちらで取った方策をメモしておきます。

  1. Opera を開いて 1 つのタブだけを開いて www.asahi.com だけを表示させ、"前回終了時の状態を復元する" にして Opera を終了させ、再度 Opera を開く。
  2. 読み込みが完了したら Opera を閉じる。
  3. /.opera 以下にある fontswitch.ini を見る。
  4. 日本語フォントよりも上位に記録されているフォント名をメモする。
  5. /usr/share/opera/defaults 以下にある font.ini を開き、恐らくは C や K の excellent に書かれている上記当該フォントを good へ移動する。

こちらで確認した FedoraUbuntu でも異なっていましたので、誤認識される C や K のフォントは環境によって異なると思います。全てコメントアウトするというのは、どの環境でも確実に効をそうする手段でしょうが、無難な方法として少々手間が掛かりますが、こちらの方法をお勧めします。
自宅の古い Fedora*2 Opera 10.10/4742 をクリーンインストールして (フォント設定は何もいじっていない) スクリーンショットを撮ってみました。インストールしてある IPA P 明朝が自動的に使われ満足の行く結果です。

*1:ちなみにこちらの Fedora 11 では K 関係だけコメントアウトすれば良く、C 関係をコメントアウトする必要はありませんでした。しかしその状態の Ubuntu ではアンチエイリアスが無効になってしまいました。

*2:連休中に Fedora 12 を入れて自宅にもテスト環境を構築しようと予定していたのですが、iso の verify check で落ちてしまい DVD を 1 枚無駄にしてしまいました。