日曜日

日本と時差があるので更新される日時が変だが、今夏時間のヨーロッパ中央時は朝の 7 時前。迷惑な騒音で夜中に何度も目が覚め寝不足気味だが、この時間に起きてコーヒーをいれている。
今日の予想最高気温、13 度。明日は 16 度らしい。出かける時はシャツだけでは涼しいだろうから、フリースを羽織ることにする。
2 月に真近まで行ったのに吹雪で挫折したホルメンコーレンへ向かった。オスロの中心街からは市内料金の初乗りで行けるのだが、電車の初乗りが非常識に高い。世界一初乗りが高いオスロだという。25 ノルウェークローネなので 380 円程。
今回は切符の買い方も分かっているが、券売機にも、路線図にも、一切英語が併記されていないしアナウンスも全て Norge のみ。かろうじて空港までの特急券販売機で英語が選択可能なだけ。
駆け込み乗車に失敗して時刻表を見たら、日曜の午前 9 時、10 時台は 30 分おきにしかホルメンコール方面は来ない。。。仕方がないのでじっと地図を読む。いっそ終着駅まで乗って山を下ってくればジャンプ台近くまでちょっとしたハイキングになりそうと計画を変更。終着駅のフログネルセテネンまでナショナルシアター駅からは 30 分弱。先の方はほとんど山岳路線の気分。ホームに降り立つとホルメンコーレンまで 2.5 Km の看板。全て下りなので足取りも軽くハイキング。終着駅近くになるとあちこちに残雪が見かけられ良い気分。少し下ると再び看板。今度は 3.5Km とある。時間はたっぷりあるのでどうでも良い。
山道を歩いていると木々の間からオスロフィヨルド(本物のフィヨルドではないが、オスロ湾をそう呼ぶ慣わしになっている)が見えてきた。昨日見たムンクの叫びに描かれているくねくねした海そのままであることにちょっと感動。市庁舎やオペラハウスも見分けられる。山肌のあちこちで工事をしている。2011 年にノルディックの世界選手権をこの一帯でする準備らしい。
30 分ほど歩くと工事中のジャンプ台が見えてきた。その脇には見覚えのある建物。2 月にそこまでたどり着いて挫折した建物だ。あの時も脇で何か工事をしていたが、あれがジャンプ台だったということだ。すると前回も目的地にたどり着いていたことになる。問題は吹雪と知識不足でその工事が何であるか理解出来なかっただけということになる。
レストハウスでコーヒーをいれてもらい、表の椅子に腰掛けてホテルで作っておいたポテトサラダ、(例の)キャビア、サラミを挟んだパンをかじって昼食。そこからさらに数分下ってホルメンコーレン駅から町へ戻る。